— Still thinking. . .

最大のリスクは「根拠の無い、楽観的空気」

「原発事故後の最大のリスクは何か?」その問いに、
田坂広志氏は「根拠の無い、楽観的空気」と警鐘を鳴らしている。そのメッセージは、他でもない僕ら一人一人に向けられている。
http://www.youtube.com/watch?v=bMRD3p2nuuI&feature=channel_video_title

これは9月まで内閣官房参与だった、氏の昨年10月時点でのプレゼン。
3.11以降の原発、核燃料サイクル、原子力行政、そして政府の信頼の問題を網羅した、凄いプレゼンだ。それ以降新たに公表された事実もあるし、手放しに何でも賛成する訳ではないけれど、かなり目から鱗だった。

特に安全性の問題を防潮堤やストレステストという従来通りの技術論に留めていては駄目で、今回の事故も、それ以外の原子力事故も、常に、人的、制度的、文化的な要因があり、そのレベルでの安全というところにまで押し広げて議論し、改革する必要に迫られているんだと主張されていて、そこに凄く説得力があるように思った。また、そして原発の安全に必要な「地元」の了承とは、一体だれのことなのか、地元の市町村だけの合意をこれまで通り取り付ければすむ、という問題なのか、、また雇用や経済成長の必要性を根拠に早急な再稼働を求める方がいるが、そういう経済性優先の思考が今回のような事故を引き起こしたのではとの問題提起、これもすごく考えさせられた。

友人に強く薦められて見てみたのだけれど、一時間ちょっと、聴いてみる価値はあったと思う。
もしまだご存知なかったらお時間を見つけて是非ご覧下さいませ!!