— Still thinking. . .

論文推敲を進めるコツ

今日は推敲の作業手続きについて、今後の参考の為にもメモ。

一日ロンドンのフラットで4章の推敲。今週土曜までに一度全体を通して直したfirst-shotを印刷したい。その為に、章の前半を火曜の夜までに、後半を土曜日までに終わらせるという目標。その後日ー水の4日間をバッファ期間にしておく予定で、その後月末、7月初めから次章へ移りたい。
リズムを作るのに役に立っているデバイスはおよそ4つ。 どれも小さなステップを作って、時間感覚を持ってそれに取り組む為の仕組み。

 

1)スケジュール帳。

一ヶ月見開きのページにターゲットと作業期間を記入。 自分が勢いに乗れていない時は、時間感覚もなければ、次にやるべき小さなステップが何なのか、という感覚も漠然としている場合が多いようだ。その場合、そもそも小さなステップを目標としてスケジュール帳に書き込むことすら出来ていないことが多い。 すこし時間を使ってでも、大きなターゲットを小さなステップの集合に分解して、書き出す作業は不可欠だなーと思う。ただこれまでも、そうやって設定した自分への約束が「空手形」に終ることも何度もあったし、そうした「空振り」の繰り返しをしていると、小さな(架空の)目標をわざわざ設定することそのものにむなしさを感じてしまったりもする。だからこのデバイスは他のものと組み合わせて精度と心理的ユーザビリティを高める必要があるように思う。

 

2)単著のタスクフォースノート。

マイルストーンと章の中のサブセクションをリスト化して、作業を一端終えたらチェックする。章のセクション毎にサブセクションに区切りをみつけて書き出したりすれば、それぞれのサブセクションは2ー3ページだったりする。それくらいの規模なら、気がめいらずに取り組みやすいし、内容にも集中しやすい。この作業も勢いのない時は省いていることが多い。

単著なり論文なり、重要なプロジェクトにはそれ専用のノートがあると作業の進捗状況を振り返りやすくて良い気がする。お気に入りのノートや少し特別なやつにすると気分的にも盛り上がる。

単著タスクフォースノート

タスクフォースノート、サブセクション、詳細

3)原稿のプリントアウト。

ページの欄外にそれぞれターゲットの時間を書き込み、それに向かって作業をする。

プリントアウトの欄外に時間を書き込む。勢いに乗ってないときは、これをしていない。

 

4)future task リスト

思い入れのある仕事を割り切ってやるのは気持ち的に難しい。だから推敲をしている時に、気がつくと、内容を根本的に改善したくなったりする。一次資料や二次史料をウェブや本棚から漁り始める誘惑に、いつの間にか飲み込まれていることもよくある。そうやって完璧主義という陶酔を伴った大義名分で、目下の作業を先送りにさせるという悪循環には一定の見切りをつけたいもの。そこで、今読んでいる原稿をよりよくする為にさらに考えるべき論点、疑問点、調べるべき内容等々をリストしておけるファイルを原稿の真横に開いておくと、自分としては心理的にかなり楽だということが分かった。

左)future task list、右)推敲中のファイル

推敲の作業中に何か思いついたり、作業を中断している自分に気がついたら、左のリストに考えていることを書き込み、「後で調べればいいじゃないか」と自分に言うことで(資料収集に立ち戻らずに)目下の推敲の作業を継続しやすくなる。 リスト化することで後々実際に追加調査をする時にも優先順位をつけやすくなるはず。

・・・単著の作業を集中してやっていた2011年の秋冬も、似たような方法で推敲を続けていたのだと思うのだけれど、どうやってリズムを作り出していたのか、それを感覚として取り戻すのなんだか苦労している自分に気がついた。 いい方は、きっともっと良い方法を実践しているとか、それほど苦労せずに論文をバンバン書けるとか、そういう状態なのだろうか。ともあれ、自分は元々文章を書くのは苦手だったし、今でもリズム感を保って作業をし始める、その出だしにはそれなりに苦労する方だとおもっている。なので、こうしたコツをブログで可視化して、また行き詰まった時の参考にしたい。